FC2ブログ

「クラウス・オガーマン」のアレンジと音楽!

 「今日のこの一曲!」は、クラウス・オガーマン(Claus Ogermann/1930~2016)です。初めて名前を聴くと言う方もいらっしゃると思いますので、簡単に御紹介をさせて頂くと、彼はドイツの作編曲家、指揮者で、特にアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノヴァのアルバムのアレンジャーとして、知らず知らずの内に耳にされているのではないかと思います。

 僕が、彼がアレンジをした音楽を初めて聴いたのは、僕がプロ・ミュージシャンになるべく、やはりプロのミュージシャン(信田かずお氏)の方に師事をしていた20~21歳頃、レッスンの際に、信田氏がクラウス・オガーマンがアレンジをしたジョアン・ジルベルトの「ス・ワンダフル」のイントロのアナライズをしてくれた事が切っ掛けでした。これが実に素晴らしいハーモニーで、Gm7(9、11)、そしてC7(♭9、♯11、13)のRoot Omit(根音の省略)。このハーモニーが、当時の僕には実に格好が良く、新鮮で斬新に聴こえたのです!

 クラウス・オガーマンのオーケストラ・サウンドは、どちらかと言うと通好みで、透明感のあるいぶし銀のような色彩を奏でていて、その他にもオブリガートを奏する目的で使われる楽器もそれほど多彩ではないように僕には感じます。言い方を変えると、通俗的だったり安直では無いと言う事。例えば頻繁に使われるストリングスと共に、フルート(特にアルト・フルート)とエレクトリック・ピアノのユニゾン等、洗練され且つ落ち着いて重厚な趣が感じられサウンドは、彼の趣味趣向をとても良く現しているように思います。特にストリングスの高音域で奏でられるオブリガートのラインには、彼の素晴らしいセンスの良さを感じてしまいます。そしてハーモニーに至っては、繊細且つ緻密で、彼ならではの独特の美しさを醸し出していて、僕の大好きな作編曲家の一人です。因に彼は2016年の昨年、85歳で亡くなっています。合掌。

 ここでは、クラウス・オガーマンが編曲した作品だけでなく、彼自身が作曲した作品もいつか御紹介をしたいと思います。そして一つ一つ聴き進んで行く内に感じられるようになると思いますが、クラウス・オガーマンは、実に独特のサウンド・カラーを持っている音楽家だと言う事が分かると思います。兎に角、美しい!今回は沢山掲載をしたので、ゆっくりと聴かれてみては如何でしょうか。 

(1)彼のアレンジ作品「ジョアン・ジルベルト」の「ス・ワンダフル(S' Wonderfull)」のYou TubeのURL:https://www.youtube.com/watch?v=MxfPqIF346M
(最初に聴こえてくるイントロの絶妙な二つのハーモニーが、僕が初めて聴いた時に感動をした部分です。このアルバムは名盤!)


(2)彼のアレンジ作品「ダイアナ・クラール」のライブ映像「ス・ワンダフル(S' Wonderfull)」のYou TubeのURL:https://www.youtube.com/watch?v=6mM2HkNE1nA
(彼が生前、ダイアナ・クラールのライブに出演、指揮をしている映像)


(3)彼のアレンジ作品「ビル・エヴァンス」の「モア(More)」のYou TubeのURL:
https://www.youtube.com/watch?v=3C85LBhSNHc
(ビル・エヴァンスとクラウス・オガーマンが、何とあの名曲「モア(More)」を演奏していて、僕はこのアルバムの存在を今回初めて知りました)


(4)彼のアレンジ作品「ジョージ・ベンソン」の「ブリージン(Breezin')」のYou TubeのURL:
https://www.youtube.com/watch?v=PdB8QraONEA
(クラウス・オガーマンはこの「ブリージン」のアレンジで、グラミー賞最優秀アレンジ賞を獲得)


(5)彼のアレンジ作品「ウエス・モンゴメリー」の「リトル・チャイルド(Little Child)」のYou TubeのURL:
https://www.youtube.com/watch?v=kVvqGL3EAXY&index=2&list=PL4ypuAMic-GhxuyVE4g6PW-lC5zwivDFW(クラウス・オガーマンのアレンジ作品の中でも、僕の好きなアレンジの一つで、控えめな中にも適材適所で聴こえて来るそれぞれのフレーズに豊かな音楽性を感じるアレンジが素晴らしいと思います)


(6)彼のアレンジ作品「アントニオ・カルロス・ジョビン」の「ダブル・レインボウ(Double Raunbow)」You TubeのURL:https://www.youtube.com/watch?v=lHuDeEa9s7M
(クラウス・オガーマンならではの素晴らしく美しい極上のサウンド)


(7)彼のアレンジ作品「ダニー・ロペレス」の「イフ・アイ・フォーゲット・ユー(If I Forget You)」のYou TubeのURL:https://www.youtube.com/watch?v=33Zip4ZM2aY
(ラフマニノフの曲をクラウス・オガーマンがアレンジをして、ピアノをダニー・ロペレスが弾いています。この音源も僕は今回初めて知りました)


(8)彼のアレンジ作品「クラウス・オガーマン」の「ウェイブ(Wave)」のYou TubeのURL:
https://www.youtube.com/watch?v=3ZhgQt_h0y4
(お馴染みのボサノヴァの名曲「ウェイブ」をクラウス・オガーマンがアレンジをすると、このように美しさの極みを感じるような音楽に変わります)


(9)彼の作曲「ダニー・ロペレス」の「アナザー・オータム(Another Autumn)」のYou TubeのURL:
https://www.youtube.com/watch?v=uJDJpkVRnCs
(この音源も僕は今回初めて知りましたが、実に優雅で美しいサウンド)


(10)彼の作曲「アイ・ラヴド・ユー(I Loved You)」のYou TubeのURL:
https://www.youtube.com/watch?v=GQsx604TgQE
(この音源も今回初めて知りました。やはり美しいです)


(11)彼の作曲「フレディー・ハバード」の「ディス・ドリーム(This Dream )」のYou TubeのURL:
https://www.youtube.com/watch?v=a3Y_ovcWshk


(12)彼の作曲「マイケル・ブレッカー」の「ナイトウイングス(NightWings)」のYou TubeのURL:
https://www.youtube.com/watch?v=10Zf-YkNWL8


(13)彼の作曲「クラウス・オガーマン」の「ゲート・オブ・ドリームス(Gate Of Dreams)」のYou TubeのURL:https://www.youtube.com/watch?v=uS62OZ1qjho
(言わずと知れたクラウス・オガーマンの音楽性が良く分かる素晴らしいアルバム。名盤です!)


(14)クラウス・オガーマンの情報(ウィキペディア):
http://ja.wikipedia.org/wiki/クラウス・オガーマン
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

masatomatsuda

Author:masatomatsuda
◯松田真人へのメールは
<requiemmasatomatsuda@gmail.com>へお願い致します!

◯松田真人(ピアノ、キーボード、シンセサイザー、作・編曲、プログラミング、ヴォーカル)

1956年(昭和31年)2月25日北海道小樽市に生まれる 星座 魚座 血液型 B型
1974年(昭和49年)北海道小樽市立小樽潮陵高等学校を卒業
1978年(昭和53年)国立音楽大学教育音楽学科第1類を首席で卒業
1979年(昭和54年)都立志村高等学校の音楽教師を1年で退職

 母親の薦めで、5歳7ヶ月頃よりオルガンを始め、6歳7ヶ月頃にピアノを習い始める。小学時代より流行歌に魅せられ、中学時代にはラジオから聞こえて来た洋楽を聴いたことが切っ掛けで、より一層音楽に夢中になり、高校時代にはキング・クリムゾン、エルトン・ジョン、イフ、サンタナ、チック・コリア等の影響を受け、大学時代はスクリャービン、ラフマニノフ等のクラシック音楽に傾倒する。

 国立音楽大学に入学してからは、特にクラシック音楽の作曲に没頭し、卒業後は都立志村高校の音楽教師になるが、1年で退職して因幡晃のツアーに参加、プロミュージシャンとなる。

 1985年にはバンド「パラダイムシフト」(ギター:松下誠、ベース:富倉安生、ドラムス:宮崎全弘)に参加。1992年にはバンド「パラドックス」(ギター:棚部陽一、ベース:竹田弘樹、ドラムス:菅沼孝三)に参加。

 現在までに、来生たかお、山下達郎、谷村新司、ボブ佐久間、玉置浩二、安全地帯、千住明、辛島美登里、Kinki Kids、竹内まりや、福山雅治、渡辺真知子、叶正子、村下孝蔵、因幡晃などのツアーやレコーディングに参加をする。1999年からは、自己のピアノソロライブを行い好評を博す。近年(2004年以降)は、オーケストラとの共演にもその音楽活動の幅を拡げている。現在も、スタジオワークとライブのサポートの双方の活動を精力的に展開中。
 
 2001年10月20日に自主制作で初のピアノソロアルバム(1stアルバム)「心ときめいて」(自主制作/ライブ盤)を発表。2003年02月23日にはクラシックの楽曲を収めたピアノソロアルバム(2ndアルバム)「Story of Romantic Melodies」(自主制作/ライブ盤)を発表。2005年09月18日には3rdアルバム「Requiem」(自主制作/スタジオ録音盤)を発表。2007年09月13日には4thアルバム「あたたかな時間」(自主制作/スタジオ録音盤)を発表。

 2014年の秋から「Paradigm Shift(パラダイムシフト)」の活動に再び参加。

 2018年04月27日に株式会社DELLA(デラ)よりCD「眠りのジャズ / 松田真人」を発表。06月25日付でオリコンの業界紙「コンフィデンス」のアルバムチャート82位に入る。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR